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店舗改装、今年はハーモニープラザ 清水町と連携、専門学校生提案へ

学生と意見交換する前田課長(奥)

 【東京・清水】清水町と連携し、建築関連の専門学校「中央工学校」(東京都北区)の学生が町内商店の改装を提案するプロジェクトは今年度、3年目を迎えた。今年度は公共施設のハーモニープラザが対象で、1階のホワイエを多くの人が快適に集える空間にデザインする。学生のアイデアを参考に、実際に施設をリニューアルする予定。(池谷智仁)

 実業家渋沢栄一ゆかりの地である清水町と北区が連携事業を進める中、町は地域活性化につなげるため、学生に店舗改装の企画提案を依頼している。過去2年は民間店舗が対象で、公共施設は初。建築室内設計科の2年生20人が4グループに分かれ、施設の課題や町の意向などを調査・分析し、デザインを完成させる。8月28日に同校でプレゼンテーションを行う予定。

 ハーモニープラザはJR清水駅に隣接、ホワイエは列車の待合所や休憩所などに利用されている。しかし机や椅子、観光パンフレットなどが置いてあるだけで、有効活用できていないと町は認識。そこで、勉強や仕事に利用しやすい配置、飲食の提供、イベント開催などの機能を持たせられないか、学生のアイデアを募ることにした。

 同校で開かれた15日の授業には阿部一男町長が参加し、「若い人の力を借り、町をデザインしていきたい。人がさらに集まる施設にするため、わくわくする企画を出してほしい」とあいさつした。町商工観光課の前田真課長が町の特長や施設の課題を説明し、学生と意見交換した。

 学生側は高校生の利用実態を聞き、既存の壁は撤去可能かという質問も出た。小野颯真さん(21)は「学生がゆったりできる空間をつくりたい。設計したアイデアが実現するのは楽しみ」と話した。

関連写真

  • 学生と意見交換する前田課長(右)

    学生と意見交換する前田課長(右)

  • 学生への期待を語る阿部町長

    学生への期待を語る阿部町長

  • 学生への期待を語る阿部町長

    学生への期待を語る阿部町長

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