沖縄に十勝産品ポップアップショップ 音更にも拠点のイークラフトマン
沖縄県豊見城市にあるショッピングモール「イーアス沖縄豊崎」内に、北海道・十勝の特産品を販売するポップアップショップ「Fresh Hokkaido」(フレッシュ北海道)が出店している。道産品の輸入販売などを手がけるIT企業「イークラフトマン」(札幌、新山将督社長)の事業で、期間は3カ月間。人気観光地である沖縄の集客力や影響力を活用し、遠く離れた南国の地で十勝の魅力を発信している。(児玉未知佳)
同社はベトナムのホーチミン市に支社を持ち、現地で北海道のアンテナショップも運営している。より地域や生産者に根差したビジネスモデルを展開するため、今年1月に帯広物産協会(小倉豊会長)に賛助会員として入会。4月には音更町に新営業所を設立し、十勝との関係を深めている。
ベトナムの店舗で販売している商品はほとんどが菓子類。冷凍商品や総菜系商品を遠方で販売するという試験的な目的もあり、今回の出店に至った。
イーアス沖縄豊崎はスターバックスコーヒーや人気アパレル店「H&M」などが入るほか、水族館も併設した4階建ての大型商業施設。フレッシュ北海道は1階に出店し、売り場面積は約100平方メートル。スーパー・ハピオ(音更)の「ハピまん」や、豚丼のたれなど十勝産品を中心に約120アイテムを販売するほか、ジャージー牛のソフトクリームなど、イートインメニューも提供する。
4月26日オープン。新山社長は「地域性がある商品を沖縄で販売して、十勝経済に貢献したい。地域同士のつながりや交流が生まれる機会にもなれば」と話している。