飲食やポーカーに幅広い客 中心部でナイトマーケット 23日まで
帯広市の中心市街地で空き店舗になっているダイイチ壱号店跡(西1南10)を活用したイベント「帯廣night market(ナイトマーケット)」の最終回が22、23の両日、同所で開かれている。飲食の他、卓球やポーカー、音楽ライブ、古着ショップなど多彩な企画が用意され、22日夜は若者だけでなく幅広い年齢層が訪れて楽しんだ。
中心部の活性化を目的に有志団体が取り組んでいる事業で、昨年12月に第1弾を企画。アジア風夜市をテーマとし、初めは飲食のみだったが、回を重ねながら「体験」や「物販」などの要素を加えてきた。今回が第3弾で最終回。中心となって進めた高城聡一郎さん(27)は「実現したかった企画を全て詰め込み、集大成とも言える内容になった」とする。
中札内村から訪れた鳥倉華以さん(50)は「食べ物もおいしいし、中が暖かくて居心地が良い。いろいろな企画で盛り上がっていて楽しい」と笑顔を見せていた。
23日は、日中に「子どもポーカー大会」や、会場発着で街中を巡る「歴史探訪ツアー」などを実施。ナイトマーケットは午後11時まで行われる。
高城さんは「最低限のインフラを整え、アイデア次第でこれだけ人が集まるということが分かった。空き店舗の可能性を示せた」と話し、今後の常設企画につなげていきたいとしている。(児玉未知佳)