十勝毎日新聞 電子版

Tokachi Mainichi News Web

本別町が能登半島地震被災者支援へ 町営住宅3戸を1年間無償提供 家財道具も

家財道具一式が無償で提供される本別町の公営住宅

 【本別】本別町は19日、能登半島地震の被災者支援策として、民間企業と連携し、家財道具一式をそろえた3戸の町営住宅を、1年間無償で提供すると発表した。佐々木基裕町長は「災害は日本各地で起こりうる。本別町も口蹄疫(こうていえき)が発生した際に支援された経緯がある。被災した地域や人に寄り添った援助ができれば」と話している。(北雅貴)

 町は、連携協定を結んでいるアール・エ北陸(富山市)から被災地の状況を知り対策を協議。町内で廃棄物の収集・運搬などリサイクル業を営むヤマネエコサイクル(山根博和社長)から、家電や寝具などの無償提供を受けることとした。

 家賃もかからないが、光熱費などの生活費は、入居者が負担する。被災者が公共交通機関で本別に移動してきた際も、交通費の半額(上限5万円)を補助する。町によると、民間業者の家財道具無償提供と、自治体の交通費補助は道内でも珍しいという。

 本別町では2011年の東日本大震災の際も、社会教育事業で交流のある宮城県南三陸町へ災害支援物資を供給。同町への到着は全国で2番目の早さだったという。町職員を約半年間、派遣もしている。

 今回の町営住宅は町北8丁目の3戸。必要に応じ5戸まで拡充できる。被災者入居の問い合わせは町建設水道課管理担当(0156・22・8122)へ。

関連写真

  • 家財道具一式が無償で提供される本別町の公営住宅

    家財道具一式が無償で提供される本別町の公営住宅

更新情報

来年2月に足寄で町民企画のフリーマーケット 30日まで出店者募集

紙面イメージ

紙面イメージ

11.23(土)の紙面

ダウンロード一括(73MB) WEBビューア新機能・操作性UP

日別記事一覧

前の月 2024年11月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

十勝の市町村

Facebookページ

記事アクセスランキング

  • 昨日
  • 週間
  • 月間

十勝毎日新聞電子版HOME