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競馬場でばんえい騎手が能登地震の募金呼び掛け

競馬場の来場者に募金を呼び掛ける騎手

 能登半島地震の被災者を支援しようと、ばんえい競馬の騎手らが13、14の両日、帯広競馬場に訪れた観客らに募金への協力を呼び掛けた。ばんえい十勝のPR馬「フクスケ」(雄、11歳)も参加し、来場者らは募金に応じて記念撮影などで触れ合った。

 14日は午前11時から30分ほど、調教やレースの合間をぬって7人の騎手が参加。募金した人へサインや写真撮影で感謝を伝えた。

 競馬ファンで毎週来場している帯広市の小林龍季さん(19)=帯広畜産大学1年=は「募金で少しでも力になれたら」と話していた。兵庫県出身で、中学校1年生の時に阪神淡路大震災に被災した林康文騎手(42)は「人ごとではない。被災地の惨状には心が痛む。水道、電気、道路などのインフラが復旧しないつらさが分かる。復興を祈っている」と願った。

 2日間の募金活動で計5万3522円集まった。日本赤十字社を通して被災地に届ける。募金箱は帯広競馬場内1階総合案内所にも設置し、引き続き義援金を募っている。(北村里沙)

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