「いなり王子」目からうろこの作り方を伝授
いなりずしの魅力を知るための「いなり寿司マイスター講座」が17日、帯広市内のつがハウスで開かれた。参加者16人が実際にいなりずしを作りながら、東西の味付けの違いやその歴史について学んだ。
この日はいなりずしの魅力を広める活動をしている「一般社団法人全日本いなり寿司協会」(東京)から、「いなり王子」こと坂梨カズさんが講師として招かれた。これまでに約2万6000個を食べたという坂梨さんは、油揚げの油抜きの方法や味付けのコツなどを丁寧に伝授。座学では、いなりずしの歴史なども解説した。参加者にはいなり寿司マイスターの認定証が授与された。札幌市から参加した藤沢和恵さんは「油抜きをしっかりするのが、目からうろこだった。正月にゆっくり作ってみたい」と話した。(藤家秀一)