札幌すすきのにダイイチ出店へ 大型施設に入居 今秋開業
【札幌】地場スーパーマーケット・ダイイチ(帯広市、若園清社長)は8日、東急不動産(東京)やイトーヨーカ堂(同)などが札幌すすきの駅前再開発事業として建設している18階建ての大型商業複合施設内に出店することを明らかにした。札幌地区で7店目だが、札幌中心部で複合ビル内への出店はいずれも初。
東急不動産が同日、施設名が「COCONO SUSUKINO」に決定したことに合わせ、テナント構成なども公表した。
同施設は商業施設ラフィラ跡に建設。地下2階・地上18階の建物で、敷地面積5157平方メートル、延べ床面積は5万3038平方メートル。東急グループのホテルのほか、TOHOシネマズによる直営劇場(シネコン)、アインファーマーズによるコスメ&ドラッグストアなども入る。今秋開業予定で、すでに着工している。
ダイイチによると、出店場所は地下2階部分(約3000平方メートル)で、売り場面積は約2000平方メートル。イトーヨーカ堂と業務提携を結ぶ関係から昨年出店依頼があり、同社とテナント契約した。札幌での新店は平岸店以来。西崎進取締役管理本部長は「今回の新店は札幌中心部にあり、ダイイチブランド、十勝の食を発信する貴重な機会。当社が展開するベーシック店舗としつつ、上質と値ごろ感を併せ持つ商品構成としたい」とする。(佐藤いづみ)