クニ河内さんらの功績たたえる 十勝文化賞等授賞式
NPO十勝文化会議(林光繁理事長)は18日、第36回十勝文化賞等授賞式を北海道ホテルで開いた。十勝文化賞に輝いた音楽家のクニ河内さん(82)=帯広=、十勝文化奨励賞の声楽家・棚瀬麻実子さん(46)=芽室=、同特別賞の花形流剣舞詩舞道の宗家・西村玲子さん(87)=帯広=と書家の安江翠泉さん(77)=更別=の功績をたたえた。
受賞者には林浩史副理事長が表彰盾と記念品を贈呈。クニさんは「うれしい。(受賞は)不思議な感じ。また、頑張っていきたい」、棚瀬さんは「十勝には音楽も本物があると言われるよう、仲間と音楽を届けたい」と思いを語った。
また、西村さんは「古武道の形を尊重し、夢を持ち、今後とも突進したい」、安江さんは「芸術には答えも終わりもない。生涯挑戦し、後進の指導にも精進したい」と謝辞を述べた。
林副理事長が林理事長の式辞を代読し、「皆さまは長年、研さんを積まれ、大輪の花を咲かせた方々ばかり。今後も十勝の文化振興に力を尽くしていただければ」と述べた。十勝総合振興局の永田英美副局長、帯広市の米沢則寿市長も祝辞を寄せた。(松岡秀宜)