新・藤丸の顧問に山川知恵氏 「空間Works」代表
百貨店・藤丸の再生に取り組む藤丸株式会社(帯広市、村松一樹社長)の顧問に、まちづくり事業などを手掛ける「空間Works」代表の山川知恵氏(45)=帯広市=が1日付で就任した。(佐藤いづみ)
山川氏は帯広市生まれ。帯小、帯三中(現翔陽中)、帯広柏葉高卒。自営業で、事業内容は空き家・空き店舗の空間デザインやイベント企画など。帯広市中心市街地活性化協議会の副会長なども務める。
新会社は、村松ホールディングスとベンチャー企業・そら(帯広市、米田健史社長)が昨年12月設立。村松社長と米田CSO(最高戦略責任者)の2人が無報酬で担当。現藤丸の清算や新藤丸として再オープンを目指している。
山川氏も無報酬で、新藤丸のテナント誘致や企画構成などを担当する。村松社長は「女性の視点や知見を生かし、魅力ある館づくりをする上で必要な人材」と説明。山川氏は「帯広のまちなかで生まれ育った自身にとって、藤丸は大事な存在。まちづくり事業に関わってきた中で培ってきたネットワークを生かし、再生に貢献したい」と話している。