「子どもを行かせたい街に」トーク 畜大生4人と米沢市長
帯広市の米沢則寿市長が市民とまちづくりを語り合う「市民トーク」が、帯広市役所で開かれた。帯広畜産大学のサークル「あぐりとかち」(谷口二葉代表)の4人と、サークルの活動や十勝・帯広の魅力などについて語り合った。
市民トークは今年度4回目。5日に開催した。同サークルは2009年に設立され、食や農に関するイベントや商品開発などを行っている。新型コロナウイルスの影響で2年間の休止を経て今年活動を再開。現在22人が加入している。
谷口代表は、満寿屋商店(帯広市)と共同で蒸しパンを開発したことなどを紹介し、「材料の組み合わせなど、たくさんの課題があって大変だったが、その中で考える楽しさも感じられた」と商品開発を振り返った。
全員道外出身で、十勝・帯広の印象について、「人が温かい」「景観が大好き」などと話した。卒業後の夢についても語り、米沢市長は「どこに行っても、こことの縁をなくさないでほしい。良い大学時代を過ごせたまち、子どもを帯広に行かせたいまちにしていきたい」と語った。(津田恭平)