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芽登温泉に新館建設、コロナ禍やアウトドアに対応 来年4月オープン

地鎮祭でくわ入れを行う伊東支配人

 【足寄】足寄町内の芽登温泉(芽登2979)の新館建設の地鎮祭が12日、同温泉の敷地内で執り行われた。来年3月末に完成し、ゴールデンウイークに合わせ、4月下旬にオープンする予定。露天風呂付きの客室や個室での食事を楽しめ、キャンピングカーなどアウトドア派にも対応する。伊東司支配人は「コロナ禍でホテルへの希望も変わった。プライバシーや物理的な距離も保てる。癒やしを提供できる場にしたい」と話した。

 芽登温泉は1901(明治34)年に開湯。十勝で最も古い温泉で、原生林に囲まれた豊かな自然の中に位置し、日本秘湯を守る会に加盟している。

 現在の本館近くに建てられる木造2階建ての新館(延べ床面積約500平方メートル)は1階にフロントや個室レストラン、2階には露天風呂が付いた三つの客室を設ける。本館とは渡り廊下でつなぐ予定。

 木造平屋の離れ棟(約90平方メートル)は客室1室のみ。内風呂と広い露天風呂、システムキッチンを備える。

 シャワー室やトイレが入った木造平屋(約20平方メートル)も1棟建設する。伊東支配人は「サウナやジェットバスもある。キャンプ場のようにも楽しめる」と話す。約40年ぶりの大がかりな改修・新築工事で、総事業費は約1億6000万円。

 地鎮祭には約20人が出席。伊東支配人がくわ入れを行うなどして工事の無事を祈った。(北雅貴)

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