優しい灯り…木製ランタン好評 広尾・サンタランド
【広尾】10月下旬に点灯を開始した広尾町大丸山森林公園内のサンタランド・イルミネーションで、地場産材を使用した「木製ランタン」が好評だ。昨季を大幅に上回る5000個を設置、公園内を優しいあかりで包んでいる。(能勢雄太郎)
木製ランタンは10センチ四方の立方体で、地場のトドマツ、カラマツを使用。町地域おこし協力隊の澤村拓也さんが企画し、昨年から1万個を目標に住民参加で製作に取り組んでいる。
昨季は1000個のランタンを、サンタの家に通じる通路(階段)を囲うように設置。今季はスケールアップし、カーテン状の架台を用意、園路・通路沿いに5000個を配置した。木製ならではの温かなあかりがサンタの家を包み込み、来場者の目を引きつけている。
サンタの家では木製ランタン2種(4290円、7150円)と組み立てキッド(1950円)を販売している。澤村さんは「サンタの家のイルミを見て感激したら、自宅でも木製ランタンのあかりを楽しんでほしい」と話している。
電業同友会に感謝状
サンタランドの木製イルミネーションの整備に協力した広尾町電業同友会(浜田金洋会長)に対し10月31日、村瀬優町長から感謝状が贈られた。
小野電気商会、広尾電気工業所、天沼電機工業所、三和電設の4社。「イルミネーションカーテン」の土台となる支柱や配線整備を担った。
贈呈式はサンタの家の前で行った。浜田会長は「今年のイルミネーションはなかなかの出来栄え。多くの観光客にみてほしい」と話していた。