「おびひろ平原まつり」あす開幕
「第75回おびひろ平原まつり」(帯広のまつり推進委員会)が14、15の両日、市内の平原通を中心に開かれる。市民が待ちわびた3年ぶりの開催。盆おどりや太鼓演奏など恒例の催しから、帯広市開拓140年を記念したイベントなどが十勝の夏を盛り上げる。
開会式ではコロナ収束や帯広の明るい未来を願い、子どもたちを中心に市民らに900個のバルーンを配布し、一斉に空へ放して祭りのスタートを彩る。バイオリンとピアノのオープニング演奏も会場を盛り上げる。
14日夜は十勝開拓に貢献した先人への感謝や五穀豊穣(ほうじょう)を願い、みこしが平原通を練り歩く「夢降夜」。佐々木剛志運営委員長は「やっと夏が帰ってきたという思い。祭りを見にきた人にも、熱い夏を感じてもらえるような夢降夜にする」と気合十分だ。夢降夜の様子は勝毎電子版で無料生中継する。
15日は「平原・太鼓まつり」と「おびひろ盆おどり」を開催。大道芸は2日間通して行われる。
1970~80年代の帯広中心部を再現したジオラマの映像上映や、帯広開拓に尽力した「依田勉三を探せ!」など、帯広開拓の節目を記念した企画もある。
例年より1日短い2日間の日程だが内容は盛りだくさん。久々の夏祭りに多くの市民が期待を寄せている。(近藤周、吉原慧)