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デフリンピックバド銀の長原さんに市民栄誉賞

米沢市長(右)から表彰状を受け取り、笑顔を見せる長原さん

 帯広市は4日、聴覚障害者のオリンピックと称される「デフリンピック」(5月、ブラジル)のバドミントン混合団体で銀メダルを獲得した帯広市出身の長原茉奈美さん(28)=埼玉県在住、ゼンリンデータコム所属=に、市民栄誉賞を贈呈した。長原さんは「帯広は生まれ育った場所なので、受賞は大変光栄。とてもうれしい」と笑顔を見せた。

 市民栄誉賞は、オリンピックやパラリンピック、デフリンピックなどでメダル(3位以上)を獲得した市関係選手に贈られる。受賞者は清水宏保さん(1998年長野五輪スピードスケート男子500メートル金メダル)、石崎琴美さん(2022年北京五輪カーリング女子銀メダル)に次いで3人目。

 長原さんは帯広聾学校小・中学部、帯広大谷高、道教育大釧路校卒。デフリンピックは白糠養護学校教諭だった2017年に、初出場したトルコ大会で女子シングルス銅メダルに輝いており、2大会連続でメダリストとなった。

 贈呈式では、米沢則寿市長が表彰状と記念品を手渡し、「市民に夢と感動を与えてくれた」と功績をたたえた。同大会を最後に現役を引退した長原さんは「メダルを取りたいという思いが強かった。20年続けてきたバドミントンは人生の一部だったが、やり切って後悔はない」と述べた。

 今後については「ゆっくり考えたい」とし、「帯広では多くの人に支えられた。機会があれば母校などに足を運んで交流できれば」と話した。(松村智裕)

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  • 米沢市長(右)にデフリンピックの銀メダルを示す長原さん

    米沢市長(右)にデフリンピックの銀メダルを示す長原さん

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