おしゃべりな写真館クランクイン 主演の中原さんらインタビュー
鹿追や十勝を舞台にした映画「おしゃべりな写真館」(藤嘉行監督)の鹿追町内での撮影が12日、始まった。準主役となる鹿追に山村留学している少女、吉本麻衣役は、今回の映画がデビュー作となる山木雪羽那(ゆうな)さん(13)と同日、明らかにされた。山木さんは2009年大阪府出身。大手芸能事務所スターダストプロモーション所属。同社が昨年実施したオーディションで、1万5918人の応募者の中から選ばれたグランプリ2人のうちの1人。主演の中原丈雄さんと藤嘉行監督とともに報道陣のインタビューに答えた。
-クランクインした今の気持ちは。
中原さん=撮影は来年まであり長丁場で、今は始まったという心地良い緊張感の中に、どんな映画になるか楽しみな気持ちもある。
藤監督=約2年間、鹿追と東京などを行ったり来たりしながら準備してきた。ようやくクランクインできたという思いで感慨深い。春夏秋冬の自然の良さをしっかりと映画の中に入れていきたい。
-鹿追でどんな映画にしたいか。
中原さん=大自然の中で生きていく姿を、静かに良い流れの映画になればと思う。芝居以上に鹿追の景色が助けてくれている。
-山木さんの北海道や鹿追の印象は。
山木さん=北海道に来るのは2回目。落ち着ける居心地のいい所。鹿追の人たちは優しくて親切。こういう人たちがいるからこそ純粋に良い場所と思える。
-初めて映画の撮影に臨む思いは。どんな役にしていきたいか。
楽しみと不安が半々ある。撮影に迷惑を掛けないようにしたい。(吉本)麻衣はすごく繊細で強がりな部分があり、そういう麻衣を愛して、演じたい。
-中原さんから、初めての映画撮影となる山木さんにアドバイスを。
中原さん=リハーサルをしたが、すごく上手で驚いた。とても初めての撮影には見えなかった。これから大きく成長していく入り口で、藤監督の良い作品に出合えたのではないか。