ふぉとすまいる藤田がプロモーションビデオ制作へ ２代目が新商品企画 芽室
店の新商品としてプロモーションビデオの制作を進める藤田和馬さん
【芽室】芽室町内の写真店「ふぉとすまいる藤田」（東２ノ３、藤田基次代表）が、新たな商品としてプロモーションビデオ（ＰＶ）の提供に向け準備を進めている。町内の有名店「菓子のまさおか」（東１ノ２、正岡崇社長）や知り合いの農家、美容室でサンプル動画を撮影し、新たなサービスとしてＰＲしている。
４月に店の代表が創業者の基次さん（７２）から長男和馬さん（３６）に代わる予定で、動画を使う新商品の導入を企画した。
和馬さんは芽室小・中・高を経て札幌市内の専門学校「札幌ビジュアルアーツ」写真学科を卒業した。東京都内の写真スタジオで働いた後、札幌市内で結婚式の写真や映像を撮影する会社に勤務。昨年２月、芽室町の実家に戻り、基次代表と業務を行っている。これまでの勤務経験を生かし、新たな顧客を開拓するためＰＶ制作を進めている。
最初に制作したのが１９１７（大正６）年創業の町内指折りの老舗「菓子のまさおか」の動画。正岡社長（４５）がナレーションを入れ、宣征（のりゆき）会長（７６）が店の看板商品「中華まんじゅう」を作っている姿や餅をこねる様子、作業場、外観などを撮影した。店内での撮影は２日間、計約３時間で、店の概略をコンパクトに伝える内容に仕上げた。映像を見た「菓子のまさおか」の２人は「短時間での撮影だったが老舗感も感じられ、いい出来だと思う」と感心していた。
和馬さんは「結婚式のプロフィルオープニングの映像や町内にたくさんある農家の紹介映像など、動画を使ったサービスの提供を増やしていきたい」と話している。
サンプル動画は写真投稿サイト「インスタグラム」で「ｐｈｏｔｏ．ｓｍｉｌｅ．ｆｕｊｉｔａ」を検索すると見られる。問い合わせはふぉとすまいる藤田（電話０１５５・６２・７８５９）へ。（吉良敦）
