日本政策金融公庫の「上級農業経営アドバイザー」に帯広信金職員2人が合格
日本政策金融公庫農林水産事業が実施する「上級農業経営アドバイザー」に、帯広信用金庫職員の大川翔平さん(34)=大樹支店支店長代理=と、濱田幸一郎さん(35)=営業推進部=が合格した。2人は、「十勝農業の発展に少しでも貢献したい」(大川さん)、「今後も農業の知識を深め、農業者の役に立ちたい」(濱田さん)と抱負を語っている。
同公庫によると「上級農業経営アドバイザー」は、6次産業化や新規就農、異業種からの農業参入、ブランド化、海外展開、経営再建・事業再生などによる高度な経営課題に対し適切なアドバイスを送る専門家として、「農業者などへの経営支援が期待されている」という。
同信金には、今回合格した大川さんと濱田さんを含む計3人の「上級農業経営アドバイザー」が所属。農業経営者に寄り添い、地域を活性化するため、中核的な役割も期待されている。大川さんは「ライセンスに恥じない活動を進められるよう、自己研さんに励みます」としている。
農業経営アドバイザー制度は、2005年に創設。より高度な経営課題に対応し、指導的な役割を担う「上級農業経営アドバイザー」の合格者は全国で計92人で、職種は税理士、民間金融機関・農協職員、普及指導員、中小企業診断士など。(松岡秀宜)