「子どもたちに夢や希望を」 帯広、中札内の日ハム応援大使に地元出身杉浦投手ら
【札幌】プロ野球・北海道日本ハムファイターズは11月30日、2022年の「北海道179市町村応援大使」を発表した。十勝管内の帯広市は地元出身の杉浦稔大(としひろ)投手(29)と清水優心(ゆうし)捕手(25)、中札内村は加藤貴之(29)、玉井大翔(たいしょう、29)両投手が務める。
杉浦投手は広陽小、帯西陵中、帯大谷高、国学院大卒。13年のドラフトでヤクルトから1位指名され、17年に日本ハムに移籍。今季はチームの抑えとして活躍。56試合に登板し、3勝3敗28セーブ、1ホールドを記録した。防御率は2・96。
清水捕手はプロ7年目の今季、正捕手として100試合に出場。
左腕の加藤投手は今季先発としてローテーションの一角を担い、25試合に登板。6勝7敗で、防御率3・42。
玉井投手はオホーツク管内佐呂間町出身で、旭川実高、東京農大北海道オホーツクから社会人を経て16年にドラフト8位で日ハムに入団。中継ぎ陣の柱として50試合に登板し、8ホールドを記録した。
応援大使は、1年の任期中に日本ハムの選手が道内の各市町村でイベントなどを通じて地域と交流を深め、まちづくり・まちおこしを図る。22年は10年目を迎え、道内全179市町村を一巡することになる。(写真はいずれも球団提供)
子どもに夢と希望
米沢則寿市長は「開拓140年の節目の年に、帯広市出身の杉浦稔大選手が本市の大使に任命され、大変うれしく思っている。任命された杉浦選手、清水選手には本市のPRとともに、子どもたちに夢や希望を与えてもらいたい」とコメントした。
中札内村の森田匡彦村長は「新庄新監督を迎え道内中が盛り上がっている中、村としてもその流れを支えるべく、2人の大使や村のファイターズ後援会とも協力しながらさらに盛り上げていきたい」と期待を語った。