木野大通の国道を無電柱化 今年度は3~5丁目で実施
【音更】帯広開発建設部が町木野大通の国道241号で実施している交通事故対策と無電柱化事業は今年度、木野大通3~5丁目の区間で工事が進められている。電線を地下でまとめる「電線共同溝」の設置を行うほか、交差点部分の右折レーンの設置やカラー舗装化に向けた下準備を実施する。
事業区間は木野大通1~6丁目交差点の約900メートル。同区間は商業施設などが多く、追突事故や渋滞が発生していた。車道の拡幅や右折レーンの増設、カラー舗装、滑り止め舗装などを行っている。
全国的に台風や地震の際に電柱が倒壊する事例が見られるため、災害時における緊急輸送道路や快適な歩行空間の確保、良好な景観形成を目的に、電線を地中に移す工事も進めている。
一連の工事は2015年度にスタート。今年度の事業費は2億1500万円。電線共同溝の設置は総延長1552メートルを予定しており、今年度中に全体の約8割に当たる1180メートルまで完了する見込み。カラー舗装と滑り止め舗装は、すでに終えている部分も含めて4カ所で実施する予定。
事業全体の完了時期は未定で、予算が付き次第、順次工事を進めていく。帯広開建道路計画課は「6丁目より北側も危険区間があるので、対策を実施していきたい」としている。(津田恭平)