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ネットショップの収益で防災バッグ寄贈 青鳥舎

防災バッグを寄贈した小川代表(右から2人目)とChillの高橋明菜さん(右端)。左からきずなのSUNの村松里帆さん、池田代表

 帯広市内で放課後等デイサービス事業所「ことのは」を運営する一般社団法人青鳥舎(小川洋輝代表)などは、利用児童がデザインした缶バッジなどをネットショップで販売し、収益の一部で他のデイサービスに防災バッグを寄贈した。

 ネットショップ「cotoha(ことは)」は、ことのはでアルバイトをしていた高校3年生(当時)2人の発案で2月に開設した。Tシャツや缶バッジ、トートバッグを販売し、1点の購入で250円が寄贈に充てられる。寄贈先や内容を事前に提示し、見える支援を打ち出している。

 これまでに帯広養護学校で新1年生分のランドセルカバー、音更・芽室・幕別の図書館に福祉関連の書籍を寄贈した。

 4月23日に音更町の放課後等デイサービス「十勝きずなのSUN」(池田隆広代表)へ、災害時に持ち出す備蓄品が入った防災バッグ3個(1万5000円)を贈った。

 贈呈は、ネットショップの活動を支援する音更町の日中一時支援事業所「Chill(チル)」で行われた。バッグを受け取った池田代表は、「災害時の備えに取り組んでいるが、まだまだ不十分だと感じていた中での寄贈はありがたい」と感謝。小川代表は「寄贈を通じて福祉事業所間の交流や連携につながれば」と話している。

 現在は自閉症のドキュメンタリー映画「僕が跳びはねる理由」の自主上映資金を募っている。ネットショップのURLは(https://seityousya.thebase.in/)。(深津慶太)

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