十勝ワイン2種が受賞 池田 ワインペアリングコンテスト
【池田】カキやラムなど食材との組み合わせに最適なワインを厳選する「ワインペアリングコンテスト2021」のオイスター部門で、町ブドウ・ブドウ酒研究所が製造する十勝ワインの「ブルーム白(NV)」(750ミリリットル、3173円)が「スパークリングワイン賞」、「セイオロサム白(2019)」(720ミリリットル、2379円)が「日本ワイン賞」にそれぞれ輝いた。
同コンテストは、ワインコンプレックス(東京)の主催。2年前までカキやラムに適したワインのコンテストとしてそれぞれ独立して行っていたが、今回からワインペアリングに特化する形でコンテストを一本化、オイスター・ビーフ・ラムの3部門が設けられた。
国内外から約600のアイテムがエントリー。料理人や生産者など各種業界のスペシャリストが審査し、全115点が受賞した。
このうちオイスター部門では、カキの余韻を楽しめるワインやカキに合う楽しいワインなどを選考基準に、グランドオイスターワイン賞(20点)をはじめ、スパークリングワイン賞(5点)や日本ワイン賞(同)など六つの賞を選出。審査員の講評で、ブルーム白が「単体でも十分に楽しめるバランスの良い一本。特に海外のオイスターに合わせると、双方の魅力が引き立つ」、セイオロサム白が「どんなカキ料理にも合わせられる仕上がり。『万能ワイン』といって過言ではない」と高く評価された。
同研究所は、ビーフ・ラム両部門に「山幸」も出品したが受賞はかなわず。それでも、オイスター部門で道内からは唯一の出品、加えて“ダブル受賞”を達成した。同研究所営業課営業係の一戸竜也主任は「さまざまなオイスター料理と楽しんでほしい」と話している。(小縣大輝)