十勝毎日新聞 電子版

Tokachi Mainichi News Web

宇宙港整備へ個人版CFの募集開始 大樹

宇宙港整備に向けた個人版ふるさと納税CFをPRする大樹町職員

 【大樹】町は12日、町内での北海道スペースポート(宇宙港)の整備に向け、個人から支援を募る「ふるさと納税」のクラウドファンディング(CF)を開始した。募集期間は3月19日まで。

 宇宙港計画はロケットの射場とスペースプレーン(有翼宇宙機)が離発着できる滑走路の拡充を目指す。

 射場は、インターステラテクノロジズ(大樹町、稲川貴大社長)の人工衛星軌道投入用ロケット「ZERO(ゼロ)」などの打ち上げ実験を行う「L1」と、各国の商業用ロケットを打ち上げる「L2」で構成。町多目的航空公園の滑走路(1000メートル)の延伸や3000メートル滑走路の新設を予定している。

 L1と滑走路の300メートル延伸は2022年度に着工する予定。アクセス道路や観覧席の整備なども想定し、総事業費は10億円程度を見込む。町は地方創生交付金や昨年4月から募集している企業版のふるさと納税CFも合わせて、資金調達する予定。

 企業版CFは25年3月までの5年間で、19億1560万円を目標に寄付を募る。12日現在、札幌の企業1社から100万円の寄付が寄せられている。個人版の目標金額は500万円。2000円から寄付できる。

 大樹を拠点に「宇宙版シリコンバレー」を道内に形成することが最終目標。町航空宇宙推進室は「宇宙への夢を実現するため応援団に加わってほしい」と話している。町のホームページで紹介している。問い合わせは同室(01558・6・2113)へ。(松村智裕)

更新情報

団体5人制は帯農V 3人制は広尾 全国高校柔道選手権大会十勝支部大会

紙面イメージ

紙面イメージ

11.21(木)の紙面

ダウンロード一括(69MB) WEBビューア新機能・操作性UP

日別記事一覧

前の月 2024年11月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

十勝の市町村

Facebookページ

記事アクセスランキング

  • 昨日
  • 週間
  • 月間

十勝毎日新聞電子版HOME