いろどりファーム トドマツから抽出のエッセンシャルオイルを販売
芽室町のハーブ農家「いろどりファーム」(飛田彩夏代表)が、トドマツ精油「2052」を販売している。十勝のトドマツを知ってもらおうと昨年末に開発した。飛田代表は「サウナや家の中で香りを楽しんでもらえれば」と話している。
飛田代表(35)は2017年に同町内の農地を購入し、オーガニックハーブを栽培。夫の暁さん(35)と2人で農場を営んでいる。
精油はエッセンシャルオイルとも呼ばれ、植物の香り成分を抽出。同社では、トドマツの枝打ちで出る不要な枝を近隣から譲り受け、大鍋の中で蒸した後、水と油を分離して完成させる。飛田代表は「地域それぞれの香りがある中、十勝のイメージと結びつくものを探す中でトドマツにたどり着いた」と話す。
「2052」は日高山脈の最高峰幌尻岳の標高にちなんで名付けた。商品は昨年12月26日から、帯広市内の北海道ホテル1階売店「エブリシング・ノース」で販売しているほか、管内複数店で扱う予定。今後は同ホテルのサウナなどでサウナストーンに水をかける「ロウリュ」に同商品を混ぜて香りを楽しむイベントを開催する予定だ。(本田龍之介)
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