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鹿追 しかりべつ湖コタン開催へ コロナ下の観光振興を実証へ

今年のコタン開幕時(1月25日)の様子。期間後半にかけ、一時閉鎖などコロナの影響を大きく受けた

 【鹿追】十勝・鹿追の冬の風物詩「しかりべつ湖コタン」(実行委、鹿追町主催)は、新型コロナウイルス感染対策を徹底した上で、来年1月30日~3月21日の日程での開催を目指している。多くの行事が中止を余儀なくされる中、感染対策とイベントをどう両立させるか注目される。

 同イベントでは、結氷した然別湖に雪と氷でコタン(村)が造成され、雪氷に関連するさまざまな体験が楽しめる。国内外から多くの観光客を集め、来年で40回目の節目を迎える。

 然別湖ネイチャーセンターを中心とする実行委と町は今年度の開催に向け、コロナ下での観光振興を目的とした観光庁の実証事業に応募し、採択された。感染対策に必要な経費や、集客力向上などに要する経費について支援を受けられる。

 これまでコタンの造成には国内外からのボランティアの協力を得ていたが、コロナの影響で多くの参加は見込めない状況。こうした人手の確保にも実証事業を活用する計画。町は「会場入り口に人を配置するなど、これまでにない経費がかかるが、コロナ対策を講じながら実施できるよう準備を進める」としている。(丹羽恭太)

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