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「幸せ呼ぶドリア?」 ハピオが「ハピドリ」開発

JA木野産のトウモロコシを主役に道産米やチーズを組み合わせたドリア「ハピドリ」

 【音更】JA木野(清都善章組合長)の子会社が運営するハピオ(町木野大通西7)はドリアの冷凍食品「ハピドリ」を開発した。同JA産の白いトウモロコシ「シャイニングコーン」をはじめ、具材やソースなどを“白”にこだわった製品。19日から同店で販売する。

 商品名は「ハッピーなドリア」の略称。3カ月ほど前から帯広物産協会と商品開発に着手し、コロナ禍による巣ごもり消費の拡大から冷凍食品に注目。地場の食材を自由に組み合わせることができ、十勝でも商品化されるケースが珍しいドリアに目を付けた。

 具材の“主役”には、独特な甘みとジューシーな食感が特徴のシャイニングコーンを採用し、製造はデリカファクトリー十勝(帯広)に依頼。ホクレンにも協力を呼び掛け、道産米「ななつぼし」を使ったバターライスの上にシャイニングコーン、それを引き立てるクリーミーなホワイトソース、チーズを重ねた。

 ホクレン帯広支所パールライス販売課は「道産米であると意識して食べてもらって消費拡大につながれば」と期待。帯広物産協会の木戸善範事務局長は「バターライスなど十勝らしさが前面に出たハピオらしい商品」と太鼓判を押す。

 パッケージにはシャイニングコーンなどに加え、商品名の「ドリ」を鳥に見立て、メディアでも話題になった「幸せを呼ぶ青い鳥」を想起させるイラストも描かれている。ハピオの赤間宏店長補佐は「遊び心にも注目してほしい。ドリアを食べて寒い冬を乗り切ってもらえれば」とPRしている。

 1パック200グラム、432円。1000パックを製造し、帯広物産協会や帯広地方卸売市場でも近く取り扱う。売れ行き次第では増産し、販路拡大も視野に入れている。(小縣大輝)

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