コルク栓の無償提供を 池田の共同作業所が製品製作
【池田】町内のNPO法人「クローバー共同作業所」(酒井恭子理事長)は、施設利用者や施設職員らがつくる授産製品の鍋敷きとポットマットの材料となるワインやシャンパンのコルク栓の無償提供を広く呼び掛けている。ワイン城で販売しているが人気商品で、材料が不足している。
鍋敷きとポットマットは、それぞれ円形と六角形の2種類。直径約20センチの円形タイプは、市販のコルクボードの上に40個ほどの縦半分にカットしたワインのコルク栓や、横に3分の1の大きさでカットしたシャンパンのコルク栓を接着剤で貼り付け、周囲をきれいに丸く裁断して仕上げる。最大幅22センチの六角形タイプは、同じ要領でコルク栓を数十個付けている。
鍋敷き、ポットマットのサイズはそれぞれ大小あり、ワインのコルク栓を使ったものと、シャンパンのコルク栓を使ったものを、施設利用者と職員が1日10枚程度を製作。6月にリニューアルオープンしたワイン城1階のショッピングエリアで660~1100円で販売している。
今夏にも新聞の折り込みなどで呼び掛け、十勝管内各地から多くのコルク栓の無償提供を受けたが、底を突いてしまった。
同作業所の高瀬佐織指導員は「見た目もおしゃれで土産物として好評を得ている。製作を継続するため、ワインやシャンパンの不要になったコルク栓を譲っていただきたい」と話している。
無償提供や問い合わせは、土・日曜と祝日を除く平日午前9時~午後5時、町西3ノ6、ふれあいセンター内の同作業所(015・572・3683)へ。(内形勝也)