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大豆ニオ積み 風味良く

手作業で豆を積み上げるニオ積み(28日午前10時ごろ、音更町で。小山田竜士撮影)

 【音更】豆の産地・十勝で大豆の収穫作業が最盛期を迎えている。刈り取った大豆を畑に積み上げ、自然乾燥させる「ニオ積み」を行う農家もおり、昔ながらの風景が畑に広がっている。

 特産の大豆「音更大袖振大豆」を生産するJAおとふけ(笠井安弘組合長)では町内9戸の農家が「音更大袖研究会」をつくり、うち5戸がニオ積みを行っている。人手もかかるため、ニオ積みをする農家は少なくなっているが、風味の良さや色など品質が良くなり、東京や埼玉の豆腐店から引き合いがある。今年は春の干ばつや夏の高温の影響もみられたが、平年並みの作柄を見込んでいる。

 音更町東音更の藤川征二さん(51)は音更大袖振大豆を5.2ヘクタールで生産。うち2ヘクタール分について、27、28日に家族らとニオ積みを行った。刈り取った豆を正方形の板の上に手作業で積み上げ、雨をよけるためのブルーシートをかぶせた。今後2週間ほど乾燥させる。藤川さんは「ニオ積みをした豆は風味が良い。豆腐店からの『作ってほしい』との声も受けて続けている」と話していた。(中島佑斗)

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