巨大クリスマスツリー掘り出し 今年もサッポロファクトリーへ 広尾
【広尾】札幌市内の大型商業施設「サッポロファクトリー」へ町が毎年贈っている、巨大クリスマスツリー用トドマツの掘り出しが6日午前、町ビタタヌンケの国有林で行われた。
ツリーの贈呈は28回目。サンタランドの広尾町をPRする意味合いもある。ツリーは毎年華やかなイルミネーションが施され、注目を集める。電飾の点灯は11月3日から。
今年は8月に同施設関係者が現地を訪れて枝ぶりや大きさなどを確認し、高さ13メートル、幹の直径34センチ、重量3・1トンの木を選んだ。
この日は午前8時ごろから10人が作業を開始。重機で根元を掘り起こし、根の周りの土を布で固めた後、慎重にクレーンでつり上げた。トレーラーに載せて同日中に搬出し、翌7日朝に札幌市へ到着する予定。
樹木探しや掘り出し作業を担当したホリタ(広尾町)の堀田真社長は、「360度どこから見てもきれいな三角形でクリスマスツリーらしい木。今年も札幌の皆さんに喜んでいただければ」と話していた。(松村智裕)