ホクホクがたまらない 忠類のユリ根収穫本番
【幕別】忠類地域の特産ユリ根の収穫が本格化している。各農家では、ふっくら育った真っ白なユリ根が次々と出荷されている。
忠類ゆり根耕作組合では14戸が5・8ヘクタールで栽培。組合長の大坂崇士さん(39)の農場(忠類新生)では1ヘクタールで作付けし、1日から収穫を開始した。父研二さん(69)、妻亜里美さん(39)ら5人が早朝から収穫、洗浄・選別、箱詰め作業を手際よく行っている。
「今年は比較的大きく、締まった物が取れている」と大坂さん。忠類のユリ根は関東、関西で流通する高級食材で、新型コロナウイルスの影響から「荷動きが例年より鈍い」とも話していた。
昨年のJA忠類の出荷実績は82トン。収穫作業は11月、出荷作業は12月上旬まで続く。(澤村真理子)