狩勝高原園地で鬼滅「無限列車」の撮影会 新得
【新得】人気漫画「鬼滅の刃(やいば)」に登場する「無限列車」に見立てたSLの撮影会が20日、狩勝高原園地(狩勝峠3合目)で開かれた。札幌や帯広などから13人のアマチュアカメラマンが参加し、スモークやライトで演出したSLをカメラに収めた。
町内の自営業ジャック及川さん(70)がこの春、漫画をモチーフに「無限」のプレートを自作。同園地に展示してあるSLと絡めて撮影してもらおうと、無料で貸し出しを始めたところ、鬼滅ファンの間で話題になった。
この日は新型コロナウイルス対策を講じながら、無観客で開催。登場人物のコスプレ衣装でモデルを務めた赤平市の野原一花さん(7)にレンズが集中し、野原さんは「楽しかった」と笑顔を見せた。札幌市の鉄道写真愛好家矢野友宏さん(48)は「煙を吐き、ヘッドライトをつけた無限列車に感動した。夢中でシャッターを切った」と話していた。
ジャックさんは「ほんの遊び心で提案した撮影会が、大勢のボランティアスタッフの協力で実現できた。無限列車が夜空をバックに走るイメージを演出できた」と喜んだ。映像はジャックさんのフェイスブックやツイッター、インスタグラムで見られる。(佐々木健通信員)