総合設計・南の森造成第1弾「ツルハ」完成、今後さらに2施設建設へ
総合設計(帯広市、安達昌幸社長)が、帯広市南の森東1で造成を進めている商業モールのうち、第1弾となる施設「ツルハドラッグ帯広南の森東店」が完成した。諸手続きを経て、10月中旬にもオープン予定。安達社長は「来年中には他に、ゾーン内に小売店など2施設の着工を目指す」とする。また、すでにゾーン内にあるダイイチみなみ野店も10月末の再オープンをめどにリニューアル工事を進めている。
総合設計では今年、道道弥生新道と市道空港南町・74号線に挟まれた自社で所有する約9200平方メートルに複数の商業施設などを建設する計画を公表。場所は、ダイイチみなみ野店の南側に位置し、同店と合わせた商業モール全体の敷地面積は約2万平方メートルに及ぶ。
ツルハの新店は、鉄骨造り平屋建て延べ床面積1159平方メートル。ツルハはダイイチみなみ野店内にテナントとして入店していたが、新築移転する。現店舗は新店のオープン直前まで営業を続ける予定。帯広での17店舗体制を維持する。総合設計が建設し、ツルハ側に長期賃貸する。事業費は約1億4000万円。
モール内には他に2棟程度の施設を建設予定。安達社長は「ツルハの南側には小売店の出店を予定し、最終の詰めの段階で、最短では来春には着工予定。同東側に建設予定施設も複数業者が出店を手を上げていただいているが、希望する飲食店の出店を鋭意模索中で、来年秋には着工したい」とする。
14日にはツルハの竣工(しゅんこう)式が行われ、安達社長や施工の萩原建設工業の澤井育雄専務、帯広信用金庫の森岡孝仁中央支店長らが出席した。
一方、ダイイチみなみ野店は1998年にオープンし、店舗面積は2430平方メートル。ダイイチは「リニューアルは老朽化のための施設と備品更新が主目的。10月には一定期間営業を休止する予定だが、なるべく短期間にしたい」とする。(佐藤いづみ)