ダイイチ・オーケー店が増床オープン 音更
【音更】ダイイチ(帯広市、鈴木達雄社長)が音更町木野大通西17で営業するオーケー店(渡辺秀樹店長)が3日、リニューアルオープンした。同社では新型コロナウイルスの感染症対策に配慮、開店直後から多くの買い物客が詰め掛けていた。
オーケー店の増床(120平方メートル)を伴う全面改装は初。通路を拡大し、新商品などを試食できる「おためしキッチン」やイートインコーナーを新設した。夕飯時の総菜や刺し身の販売体制も強化した。事業費は約3億円。
初日は午前9時の開店を前に200人以上が列をつくった。ダイイチでは「3密防止」として、近くの音更店でも協賛セールを展開することで、客の分散化を図った。
オープン直後に来店した音更町の農業金田次郎さん(77)は「広くて品数も豊富。20年以上通っているが別店舗になったみたい」と笑顔だった。鈴木社長は「3密対策を施し地域のニーズに応えたい」と話した。
オーケー店は1994年築。2009年にダイイチが子会社化し、16年に吸収合併した。鉄骨造り平屋建て約8250平方メートル、直営部分は約2080平方メートル(いずれも増床前)。(佐藤いづみ)