町役場で最後の引っ越し始まる 音更
【音更】町が実施している役場庁舎の耐震改修・増築工事で、既存棟1・2階北側部分の工事が完了することに伴い、最後となる引っ越し作業が行われている。既存棟4階の解体は5月の大型連休後に始まる予定で、年内にもすべての工事が完了する見通し。
部署移動を伴う大掛かりな引っ越し作業は、既存棟南側の増築棟が完成した2018年7月に1回目が行われ、町長室と副町長室、企画、財政、情報・防災、福祉、町民などの各課が移動。昨年12月に2回目が行われ、総務(選挙管理委員会)、税務、収納などの各課が移動した。
3回目の今回は最後で、議会事務局が既存棟2階の従来の位置に戻る。議場も床の張り替えや、身体障害者が傍聴しやすいよう傍聴席の入り口に昇降機を設置するなど改修が完了し、30日の町議会臨時会をもって開放となる。議会棟には多目的トイレも整備された。
このほか、監査委員事務局(監査室、監査委員室)が既存棟1階東側部分に移る。議会事務局、監査委員事務局とも25、26日に引っ越しを行った。
残る建設水道部(都市計画課、土木課、建築住宅課、上下水道課)については、5月2、3日に既存棟1階西側部分へ。同7日から、各部署の配置移動が完了した状態での執務開始となる。
5月中に塔屋と既存棟4階の撤去工事に着手し、引き続き3階建てにして耐震補強工事を進める。
町総務課は「(新型コロナウイルスの感染拡大防止で)職場における“密”も避けつつ、作業を進めたい」としている。
各部署の配置に関する問い合わせは、町総務課庶務係(0155・42・2111)へ。(小縣大輝)