VR生かし観光推進 ホテルヌプカとオリックスレンタカー
ホテルヌプカ(帯広市西2南10)を運営する十勝シティデザインは4月3日から、オリックス自動車(東京)が展開するオリックスレンタカーと連携し、「エリア・チェックイン・ラウンジ」サービスを始める。十勝の観光情報をバーチャルリアリティー(VR)専用機器や案内リーフレットのセットを通して発信する。
オリックスレンタカー帯広空港店の利用者に、十勝観光を体験できるオリジナルVR動画(ゴーグル式、2分程度)を見てもらい、無料で「エリア・チェックイン」チケットを配布する。
チケットをヌプカのフロントで提示すると、ヌプカ制作のまちなか温泉マップなどが入った「北海道・十勝、旅のはじまりキット」がもらえる。利用者はホテルのラウンジなどでこれらを閲覧したり保存するガイドブックを自由に見て、旅程を計画できる。
27日、ホテルヌプカで記者発表した。オリックスレンタカーの市内3店を統括する小笠原公男店長は「地元でしか知られていない深い観光情報をユニークな形で提供できるスキーム。今後、需要があれば導入店舗を増やしたい」と話した。
十勝シティデザイン創業者の柏尾哲哉さん(東京在住、弁護士)は「新型コロナで観光業界は厳しいが、魅力的なコンテンツを提供することで誘客につなげたい」としている。詳細はホテルヌプカ(0155・20・2600)へ。(佐藤いづみ)