3週間ぶりの学校 帯広で分散登校
離れた席からクラスメートと談笑する帯広啓北小の児童たち
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため休校している帯広市内の小・中学校で、分散登校が始まり、子どもたちが約3週間ぶりに登校している。
新学期に向けた生活リズムの回復などが目的。市教委は16~24日に行うよう各学校に通知している。
啓北小(塩田直之校長、児童366人)では18日に2日間の日程で始まり、この日は1、3、5年生と特別支援学級が時間帯をずらし登校した。
このうち1年生約50人はマスク姿で午前8時半すぎに登校し、検温と手洗いの後、体育館で半径2メートルほどの間隔を空けた椅子に緊張した面持ちで着席した。
担任教諭らは「休校中はどう過ごしていましたか」などと確認し、1人ずつ通知表を手渡した。春休み中の過ごし方として、手洗いの徹底と人混みを避ける一方、家の前などで軽い運動をしてもいいと説明した。
1年のクラスを担当し、新年度から市内の別の学校に異動する芦澤泉教諭は「みんなが1年間でいろんなことができるようになるのを見られて楽しかった。どんな6年生になるのか楽しみ」とメッセージを送った。
十勝管内では帯広市のほかにも、多くの町村で分散登校が実施されている。(高田晃太郎)
関連写真
久しぶりに再会した担任に手を振って喜ぶ子どもたち(18日午前9時45分ごろ。帯広啓北小学校で。金野和彦撮影)
体育館で、担任から子どもたち一人ひとりに「あゆみ」が手渡された(18日午前9時15分ごろ。帯広啓北小学校で。金野和彦撮影)
教諭の説明を聞きながら通知表に見入る児童(18日午前9時すぎ、帯広啓北小学校で。金野和彦撮影)
体育館で、担任から子どもたち一人ひとりに「あゆみ」が手渡された(18日午前9時15分ごろ。帯広啓北小学校で。金野和彦撮影)
体育館で、担任から子どもたち一人ひとりに「あゆみ」が手渡された(18日午前9時15分ごろ。帯広啓北小学校で。金野和彦撮影)
体育館に集まり、担任の話を聞く子どもたち(18日午前9時10分ごろ。帯広啓北小学校で。金野和彦撮影)
久しぶりに会うクラスメイトと談笑する子どもたち(18日午前9時ごろ。帯広啓北小学校で。金野和彦撮影)
登校した児童に声を掛け、席に誘導する教諭(18日午前8時45分ごろ。帯広啓北小学校で。金野和彦撮影)
登校した児童の体温を計り、健康状態を見る教諭ら(18日午前8時40分ごろ。帯広啓北小学校で。金野和彦撮影)
久しぶりの登校で、緊張した児童に声を掛ける教諭たち(18日午前8時45分ごろ。帯広啓北小学校で。金野和彦撮影)