浅草で躍動、白蛇姫舞
【東京】浅草伝統文化まつりが18日に都内台東区浅草で開かれ、鹿追町白蛇姫舞保存会(野村和夫会長)が、然別湖の伝説から生まれた郷土芸能「白蛇姫舞」を披露した。
鹿追町と台東区は2017年に産業・環境分野で連携協定を締結。その縁で、保存会は同まつりに4年連続で参加した。
この日は保存会の会員23人が浅草寺周辺で白蛇姫舞を披露し、全長13メートルの親蛇と8メートルの子蛇が絡み合いながら躍動した。会場の関係で通常より短縮した舞となったが、観客から盛んな拍手が送られ、終了後には記念写真を撮る人が相次いだ。
野村会長は「多くの人に鹿追を知ってもらえる機会になる」、鹿追町企画財政課の迫田明巳係長は「江戸文化発祥の地で鹿追の文化を披露することは、活動の誇りにもつながる」と話した。
同まつりでは、浅草芸妓(げいこ)連によるおもてなし舞や落語なども披露された。(池谷智仁)