熱気球の新機体で体験搭乗 上士幌の園児
【上士幌】町認定こども園「ほろん」の年長児を対象にした「ちょっと早めの卒園祝い熱気球体験搭乗」が11日、同園北側の町有地で行われた。
町内の川村組(川村文雄社長)から町が寄付を受けて購入した新しい熱気球がお目見え。パイロットは同園の保育士が務め、園児たちは通っている園舎や町の風景を目に焼き付けた。
体験搭乗は、北海道バルーンフェスティバル組織委員会が2016年度から卒園を控えた園児を対象に、天候不良を除いて毎年実施している。今回は同委員会メンバーやパイロットを目指しトレーニング中の町民ら約10人が行った。
川村組は、法人化60周年記念として、町の熱気球振興に寄付。町は所有する7機のうち、更新時期を迎えた1機(約300万円相当)を入れ替えた。今回の体験搭乗がお披露目となった。
この日は、園児約40人が数人ずつに分かれて搭乗。同園保育士の操縦で上空25メートルほどまで上昇し、園児たちは歓声を上げた。
体験搭乗後、町教委が同社の寄付で購入した臼ときねで餅つきが行われ、一足早く正月気分を味わった。(平田幸嗣)