帯商、川田会頭で新体制発足 筆頭副会頭に野村文吾氏を指名
帯広商工会議所の第29期の第1回議員総会が、1日午後3時から市内の経済センタービルで開かれ、新会頭に筆頭副会頭だった川田章博氏(67)=川田工業社長=を選出した。トップの交代は12年ぶりで、川田氏は筆頭副会頭に5期目の野村文吾氏(56)=十勝バス社長=を指名した。任期は11月から2022年10月まで。(佐藤いづみ)
副会頭には野村氏と2期目の梶原雅仁氏(63)=豆の国十勝代表理事=が留任、新たに高橋克弘氏(66)=十勝信用組合理事長=と所紀夫氏(60)=エヌシーおびひろ社長=が指名された。金融からの副会頭起用は初めて。専務理事は当面空席とする。
前会頭の高橋勝坦氏と前副会頭の曽我彰夫氏、橋枝篤志専務理事は退任した。
議員総会では1~3号の全85人中、78人(うち18人委任状)が出席。高橋前会頭が出席者全員に選任・当選証書を交付した。
会頭選任では笹井祐三氏(75)=三洋興熱社長=が川田氏を推薦、「ばん馬まつりを企画・実施し、とかちマルシェを10万人を超える催事に成長させた。変化の時代のまちづくりを担うには適任。未来に向かう会議所のリーダーとして最適」などと理由を述べた。
会頭選挙には川田氏以外に候補が現れず、当選が確定した。副会頭に指名された4人のうち、所氏は鹿児島出張中で欠席した。
川田氏は1952年音更町生まれ。米国カリフォルニア大バークレー本校卒。88年に帯商1号議員となり、98年から副会頭。ばんえい競馬振興連絡協議会会長などを務める。
同日夜にはホテル日航ノースランド帯広で就任披露パーティーが催された。
議員会長に笹井氏
帯商議員会の総会が1日、帯広市内で開かれ、川田会頭は議員会長に笹井祐三氏を指名した。笹井氏は「議員の融和を図り、研さんを図れる場とすることで、川田新体制を下支えしたい」と話した。