鹿追 福原山荘で紅葉佳境
【鹿追】冷え込みが厳しさを増し、各地で紅葉が見ごろを迎えている。名所の一つ福原山荘(鹿追町北瓜幕)では多くの観光客が、足早に過ぎ去る錦の彩りにレンズを向けている。
福原山荘は食品スーパー福原の創業者・福原治平氏(故人)が造った別荘地。池や滝がある8・5ヘクタールの敷地内に300本のヤマモミジが植えられている。20日まで無料で一般開放しており、背景の山並みと合わせて美しい紅葉が楽しめる。
今年は色づきのばらつきが大きく、15日時点で緑の残るモミジがある一方、すでに落葉した木も。管理する福原記念美術館によると、全体的に「例年より色づきが遅れている」という。
この日訪れた札幌市の米田舞さん(29)は「広々していて気持ちが良い。撮影もしやすい」と話し、腹ばいになって“インスタ映え”するカットを狙っていた。(丹羽恭太)