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ビート苗作り本格化 帯広

春の農作業を前に始まったビートの苗づくり(帯広市内)

 管内の農家でビートの苗作りが本格化している。ビニールハウス内で種を発芽させ、4月以降に畑に移植する。

 ビートは、ペーパーポットと呼ばれる直径2センチほどの紙筒の中で苗を育てる。ある程度育ってから畑に植えるため、春の強風や霜に強い。近年は直接種をまく直播(ちょくはん)も、手間が少なく増えている。

 帯広市富士町の伊勢銀晃(かねあき)さん(31)の畑ではペーパーポット栽培を継続。他の農家からの委託も含めて8ヘクタール分を作り、10日は親戚8人で作業を行った。

 伊勢さんは「ここ数年は台風や長雨など極端な天候が続いてる。穏やかな年になってほしい」と話した。管内の昨年のビート作付面積は道内トップの2万5056ヘクタール。(伊藤亮太)

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