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今年も「十勝晴れ」 新酒、管内100店で一斉発売

新米で作った「十勝晴れ」の発売を記念し、入り口前にコーナー展開するハピオ木野(4日午前11時ごろ)

 音更町内の米と水などで造った純米吟醸「十勝晴れ」の新酒が4日、十勝管内の約100店舗で一斉に発売された。

 「とかち酒文化再現プロジェクト」(事務局・帯広信用金庫)が2010年から続ける事業。音更の農家白木祐一さん(74)の水田で酒米「彗星(すいせい)」を栽培、大雪山系の深層水を使用し、醸造は田中酒造(小樽)に委託した。収穫したての新米を使った純米吟醸の初出荷分はファンが多い。

 プロジェクトのメンバーでもあるJA木野グループのスーパー・ハピオ木野(音更)は、500ミリリットル瓶と一升瓶を約300本仕入れた。入り口前に、甘酒などと一緒に並べてコーナー展開している。開店時には白木さんも駆けつけ、1時間ほどで約30本を販売した。

 ハピオの赤間宏企画課長は「町のふるさと納税の返礼品にも採用し、関心は高まっている」と話していた。

 500ミリリットル瓶は1697円、一升瓶は4628円。問い合わせは帯広酒販協同組合(0155・26・1121)へ。(佐藤いづみ)

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