今年は東北東 十勝でもすっかり定着 節分の「恵方巻き」
関西発祥とされる節分の「恵方巻き」。十勝管内でも商戦が活気を帯びている。今年の恵方(縁起の良い方角)は東北東。
帯広市内の藤丸では北辰水産の海鮮太巻(当日2380円)が人気。予約数は昨年並みで、食品課の春日健二課長代理は「家庭でごちそうを食べる習慣として定着してきている」と話す。
市内の「回転寿し魚まる」では、一番人気の「海鮮恵方巻」(702円)の他、クリームチーズやローストビーフなどが入った「洋風恵方巻」を2年ぶりに販売した。完全受注生産で、新谷准康代表は「昨年の2~3割増しの予約をいただいた」と話している。
フクハラでは、定番のシイタケやかんぴょうなどで作る「恵方福太巻」(432円)が人気。市内のいっきゅう店でも3日、開店と同時に多くの買い物客が手に取っていた。中村鉄志店長は「今年並べる数は微増した」とする。(藤島諒司)