女子U18アイスホッケー世界選手権帯広で開幕 日本は初戦フィンランド戦
アイスホッケーの女子U18世界選手権(国際アイスホッケー連盟主催)が6日午後、帯広の森アイスアリーナと帯広の森スポーツセンターで開幕した。同1時から同センターでグループAのリーグ戦でスウェーデン(前回2位)とカナダ(同3位)が対戦し、熱戦の火ぶたが切られた。同アリーナでは同2時からの開会式に続き、志賀紅音主将(帯三条高3年)ら5人の十勝勢がメンバー入りする日本は、同2時半から初戦のフィンランド(同5位)戦に臨んだ。
開幕戦が行われた帯広の森スポーツセンターの観客席は、カナダとスウェーデンの応援団と十勝の観客で埋め尽くされ熱気に包まれた。日本の初戦が実施された帯広の森アイスアリーナも全道からのアイスホッケーファンで大入り満員。日本女子の若さあふれるプレーに声援を送った。
前日の5日には参加8カ国のチームが両会場での公式練習で最終チェックを行った。日本は守備から攻撃への切り替えや、パワープレーなどを確認した。午後5時からは、市内のとかちプラザで各国監督と主将による記者会見が行われ、日本アイスホッケー連盟の水野明久会長が「フェアプレーを尊重し素晴らしい思い出をつくって」とあいさつ。5連覇を狙う米国はマウラ・クロウェル監督が「昨年の夏から準備してきた。順調に来ている」と自信を見せ、ドミニク・ピートリー主将が「金メダルを取って帰るだけ」と自信を見せた。日本の志賀主将は「スピードを生かしたプレーと、みんなで守ってゴールを割らせない守備を見てほしい」と力を込めた。
大会は13日まで行われ、世界上位の8カ国は前回の成績を基にA、Bのグループに分けてリーグ戦を9日まで実施。Aの4チームと、Bの上位2チームが10日からの決勝トーナメントへ進み、Bの下位2チームは7、8位決定戦へ回り、最下位は降格する。
今季トップディビジョンに昇格した日本はグループBに所属。7日にチェコ(同6位)、9日にスイス(同7位)といずれも午後2時半から帯広の森アイスアリーナで戦う。
グループAでは7日午後5時から同スポーツセンターで米国と5年ぶり5度目の優勝を目指すカナダが激突するなど、注目のカードが続く。観戦無料。(北雅貴、新井拓海)
◆2019女子アイスホッケーU18世界選手権について
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