オープンへ準備着々 サホロスキー場で人工降雪作業
【新得】スキーシーズンを目前に控え、町狩勝高原の「サホロリゾートスキー場」のゲレンデで、人工降雪作業が最盛期を迎えている。
運営する加森観光サホロ事業部によると、作業は気温が氷点下4度以下に冷え込み、湿度50%以下、風もないことが理想の条件。今年は19日の初雪を機に気温が一気に下がり、例年と変わらず21日に作業を始めた。
22日は条件が合わずにいったん休止した。23日午後3時半から翌朝にかけて再び本格的な作業が行われ、4人のスタッフが「ノースストリート」コース(滑走距離700メートル)で計22台の人工降雪機を稼働させた。約700トン噴射した粒子状の水が空中で凍り、一面の銀世界が深まった。オープンは12月1日の予定。斎藤和則支配人は「このまま冷え込んでくれれば、最高のコンディションのゲレンデが提供できる」と話していた。
管内では、ぬかびら源泉郷スキー場で17日から人工降雪機が稼働、メムロスキー場でも12月に作業開始予定。(小寺泰介)