十勝オーバルが営業再開 停電影響から復旧
9月6日に発生した胆振東部地震によって発生した停電の影響でリンクの氷が解け、水が浮いた状態となっていた帯広の森運動公園の明治北海道十勝オーバルのスケートリンクは1日午前9時、製氷などの復旧作業を終えて営業を再開した。
停電で冷却機が使用できずに施設内の温度が上昇し、スケートリンクの氷が1センチ以上解けていた。9月8、9日に行われる予定だった明治北海道十勝オーバルスピードスケート競技会が開催できなくなるなど、大会開催にも影響が出た。
当初はリンクの造り直しから完成まで、1カ月半を要すると見通していたが、急ピッチで製氷作業やコーステープの整備を進め、1日までに復旧作業が完了した。
アイスメークを担当した帯広市文化スポーツ振興財団の池田鉄也課長は「初めて経験することで先が見えない中進めてきたが、思っていた以上に早く復旧できて良かった」と話す。
この日は完成したばかりのリンクで、白樺学園高校のスケート部員や社会人選手などが練習に励んだ。十勝オーバルスケートリンクの営業は来年3月第1日曜日まで(休館日は毎週月曜日、祝日の翌日)。(細谷敦生)
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