地震でレールにゆがみ多数 「とかち」「おおぞら」8日も全便運
【札幌】胆振東部地震の影響で、JR石勝線の南千歳-川端間(27キロ)でレールにゆがみが出る軌道変位が15カ所程度発生していることが分かり、札幌と十勝・釧路方面を結ぶ特急「スーパーとかち」「スーパーおおぞら」は8日も全便が運休している。
普通列車の根室線(新得-釧路間)も同日、始発から午後6時ごろまで運転を見合わせている。
JR北海道が7日午後、地震による被害状況と当面の運転計画について記者会見し、明らかにした。
石勝線について、JRはレールのゆがみの規模、橋や橋桁(はしげた)などの土木構造物の被害状況などの調査を進めており、調査を終え次第、復旧計画を立てる予定。スーパーとかち、おおぞらは9日も運休する可能性がある。
札幌-新千歳空港間を結ぶ快速エアポートは、7日午後1時42分に運転を再開し、1時間に2本程度で運転している。北海道新幹線も運転再開済み。
軌道変位は函館、苫小牧方面の千歳線(美々信号場-沼ノ端間)や日高線(勇払-鵡川間)、室蘭線(沼ノ端-追分間)でも発生している。