池田商店街CMが話題 映画愛好家制作 商工会HPにアップ
【池田】町内の映画愛好家でつくる池田映画研究会(宮澤嘉裕会長、会員8人)が制作した商店街ドラマCMが、町商工会(田岡明洋会長)のホームページ(HP)にアップされ話題を集めている。
同CMは映画研究会のオリジナルのストーリーでオープニング映像を含め全編1分53秒。同商工会の観光・サービス振興事業の一環で制作され、構想から約3カ月を費やし今年3月に仕上がった。
出演は、主演を務めた町ブドウ・ブドウ酒研究所の安井美裕所長、町商工会青年部の土屋雅大部長ら3人。撮影は土屋部長が経営する「メガネのつちや」などを舞台にわずか1日で終えた。
とはいえ、カメラや照明、音響などの機材設備をはじめ、撮影や編集のノウハウも全くなかったため、更別村にある動画の撮影や編集などを手掛けるEL-Productions(エルプロダクション)に依頼した。
ストーリーは、安井所長演じる中年男性が同店で眼鏡を新調したのをきっかけに、親子の大事な思い出を再確認するという内容。年頃になった自分の娘が親元から離れる準備を進める中で、部屋の中の動物の縫いぐるみをごみ袋に入れる。男性はそばにあった古いアルバムを手に、同店で買ったばかりの眼鏡を着けて目を通すと、縫いぐるみを大事そうに抱える幼い頃の娘の1枚を見つけ、ごみ袋から縫いぐるみを元あった場所に戻す。最後に字幕で『大切なモノ、見えてますか?』と訴える。
同商工会関係者の評判も良く、宮澤会長は「初めての作品としては予想以上の出来栄え。商店街活性化の一助になればうれしい。多くの人たちに見てもらいたい」と話している。(内形勝也)
◆池田町商店街ドラマCMについて
・池田町商店街ドラマCM特設「にゃんチャンネル」-池田町商工会公式ホームページ