レシピ本第3弾発刊 帯大谷短大
【音更】帯広大谷短期大学(田中厚一学長)は、生活科学科栄養士課程の学生を中心に地場産食材を活用して考案した料理のレシピ本「ワンプレートdeバランスごはん3」(中谷出版)を発行した。2014年3月、16年3月に続く第3弾。連携協定を結んでいるJA木野の特産を使った料理や菓子、栄養価を考慮したレシピなど59編を写真付きで紹介している。
同課程では「地域に根ざした食」をテーマに授業を展開している。「美活食」レシピのコーナーでは、鉄分やカルシウム、食物繊維などを摂取できる献立を月別に12品を紹介している。
「地産地消レシピ」のコーナーでは、音更産のナガイモや小麦、ジャガイモなどを使った献立を紹介、JA木野産のブロッコリーやカボチャ、トウモロコシ、長ネギなどを食材にしたユニークな献立がそろった。
また、教育連携協定を締結している帯広調理師専門学校の生徒のレシピも初めて紹介。小野信次町長や清都善章JA木野組合長、金澤耿帯広市文化スポーツ振興財団理事長、工藤一幸北海道ホテル総料理長らの食に関するコラムも掲載されている。
表紙の献立に採用された「夏野菜の鉄分ペンネ」を考案した小野間志歩さん(20)、松永琴音さん(20)は「OLのランチをテーマに考えました。彩りや栄養のバランスに気を使いました。おいしさは保証します」と笑顔を見せた。
監修した同短大の北村和子助教は「地産地消のテーマに沿ったユニークなメニューがそろっており、学生たちが力をつけた証し。普段の食生活の中で、ぜひ参考にして」と話している。
製本には同短大後援会(香川俊雄会長)が協力、JA木野青年部が協賛した。
A5変形判、96ページ。1200円(税別)。30日からザ・本屋さんなどの書店に並ぶ予定。問い合わせは同短大(0155・42・4444)へ。(鈴木裕之)