宇宙への関心高めて 市児童会館で「『とかち』から宇宙へ」
十勝の子どもたちに宇宙への関心を高めてもらおうと、初のイベント「『とかち』から宇宙へ」が来年1月6~21日に帯広市児童会館で開かれる。同館のプラネタリウムでは初めてとなる人気アニメ「名探偵コナン」の特別番組上映、ロケットの展示など多彩な企画を用意する。
とかち航空宇宙産業基地誘致期成会、大樹町、陸別町、帯広商工会議所、帯広信用金庫、十勝毎日新聞社で構成する実行委員会が主催。十勝総合振興局が後援する。
プラネタリウムでの特別番組は期間中、名探偵コナンの「星影の魔術師(マジシャン)」が1日5回(午前9時半、同11時、午後1時半、同2時45分、同4時)上映される。ドーム状のスクリーンに映し出す全天周映画となり、星や宇宙をテーマにした迫力のアニメーションが楽しめる。
ロケットは今年7月に打ち上げられた観測用ロケット「MOMO」の実寸大模型(10メートル)をはじめ、大樹町宇宙交流センター「SORA」にある小型ロケットの実物などを展示する。
このほか、土曜日の1月13日と20日は2メートルの球体スクリーンに地球や月などを立体的に映し、陸別町の銀河の森天文台の専門員が宇宙の不思議について解説する「ダジックアース」(各日5回)も行う。
実行委事務局の帯広市企画課では「帯広では初めての取り組みもあり、子どもたちに宇宙に興味を持ってもらえたら」と期待している。
プラネタリウムの入場料は小・中学生無料、高校生と65歳以上90円、大人180円。1月9日と15日は休館。問い合わせは市企画課(0155・65・4105)へ。(藤島諒司)