26日に士幌道の駅で「利きソフトクリーム」 士幌高生が企画
【士幌】士幌高校畜産専攻班(前多唯衣班長、8人)の乳牛班3人が、26日午前9時から道の駅「ピア21しほろ」で、自ら作ったソフトクリームを販売する。道の駅で扱われているソフトとセット販売で、イベント名は「利きソフトクリーム」。生徒は「2種類のソフトクリームを味わって」と呼び掛けている。
士幌高校生がソフトクリームを作るのは初めて。今年度は士幌高校産の生乳に付加価値を付ける取り組みを行っており、町産業振興課や道の駅でレストランなどを運営するat LOCAL(堀田悠希社長)の協力を得て実施することにした。
販売するのは畜産専攻班3年の前多さん、角田穂乃絵さん、2年の田川幹さんの3人。
今回は道の駅で販売されているソフトクリームと士幌高校オリジナルのソフトクリーム2種類をセットで振る舞う。普段よりも小さめのサイズで300円で2種類味わうことができる。
販売を前に、10月から2回、道の駅で試作を行い、町や道の駅で町職員やat LOCALの社員を対象に味わってもらった。初回の試作では甘さが足りず、インパクトに欠けていたため、2回目はオリゴ糖に加えグラニュー糖を追加し、関係者からは「コクが出ておいしい」と好評だった。
士幌高校産の生乳は乳脂肪分が高く、生乳本来の味が楽しめるソフトクリームで角田さんは「生乳の状態とソフトクリームでは感じる甘さが違うので難しかったが、販売するものは甘さが際立って印象に残る味」と話している。前多班長は「士幌高校産の生乳を使ったオリジナルのソフトクリームなのでぜひ食べに来て」とPRしている。
当日は200~300セットを販売する予定。午後5時まで。問い合わせは同校(01564・5・3121)へ。(川野遼介)